女性は頭皮が赤くなってきたら、抜け毛が増えるってホント?
実はこれは、正解でもあり、不正解でもあります。まず、第一に頭皮が赤くなってきたら、抜け毛が増えるのに、男性・女性の差はありません。次に、頭皮が赤くなってきたことが、全て抜け毛につながるとは限らないのです。
一時的に頭皮が赤くなるのは、皮膚に近い部分の血管が膨張することにより、赤く見えることがありますので問題はありません。ただ、この状態がずっと続く・・・かゆみなども伴う状態これは、紅斑と呼ばれる状態になります。
紅斑が出来たからといってすぐに抜け毛が始まるわけではありません
ですが・・・・紅斑が出来た状態がずっと続くのは問題なんです。何故ならそれは、頭皮に何らかのトラブルを抱えている証拠だからです。
たいがいの場合は、頭皮が赤くなったことで紅斑に気付くのではなく、頭皮がムズかゆかったり、頭皮に吹き出物が出来たりして気付くことが多いと思います。
この状態になるまで、紅斑を放っておいたら、それは抜け毛が進行していることになります。ここまで頭皮が赤くなったら、素人判断はせず、皮膚科の専門医を受信したほうが無難です。
紅斑を予防・悪化を防ぐために気をつけるべきこと
一度頭皮が赤い状態(紅斑)になってしまったら、ともかく悪化させる前に治すことが大切です。じゃあどうすれば、紅斑を予防・悪化を防げるのか、日常で気を付けておくべきことをいくつか紹介します。
紫外線は頭皮の大敵!
頭皮の日焼けを防ぐ。頭皮の日焼けは、紅斑だけでなく、髪や頭皮そのものにダメージを与え、頭皮の乾燥を招きます。紫外線の多い季節には、出来るだけ帽子を被って、頭皮をガードしましょう。
頭皮に潤いを補給する
頭皮が赤く、抜け毛が気になる女性は、頭皮が乾燥している状態になっています。シャンプーは、頭皮に潤いを与えるタイプのものを選択し、洗浄力が強すぎるものは避けるようにしましょう。
ちょっと高めにはなりますが、アミノ酸シャンプーがオススメです。またすすぎをしっかりとすることも赤い頭皮をケアしていく上では大切です。
整髪料を避ける
女性の場合、そうはいっても難しいのかもしれませんが、可能であれば、避けたほうが無難です。赤い頭皮をしっかりと治してから、つけすぎない程度に使用するようにしましょう。
紅斑や薄毛に悩んでいる女性の方は、出来るだけ早く専門医に診察に行くべきです。

・・・というのも、女性の場合、男性と違って、抜け毛や紅斑を起こしている原因に色んなパターンがあるからです。
男性の場合は、AGAが原因の場合が大多数です。これが女性の場合、病気のせいだったり、ストレスだったり、無理なダイエットのせいだったりと、様々なことが引き金になって紅斑や抜け毛・薄毛を引き起こすことが多いからです。
原因がはっきりしないのに、自己流の育毛を試みても効果は薄いですヨ。しかもそれが、病気のせいだったりしたら・・・・・だから出来るだけ早く専門医を受診すべきなんですよ!
しかも女性の抜け毛・薄毛は男性の場合と違って、ほとんどがちゃんと治るみたいですし。
専門医は出来れば、育毛外来にいくのがベストです。とは言っても、男性ならともかく、女性には、この育毛外来を持つ専門医はちょっと行きづらいかもしれません。
でも、ここ最近育毛外来に来る男女の比率はほぼ1:1になってきているそうです。しかも、専門医によっては、女性専用の待合室を持っているところもあるようですヨ。
ただ・・・都会はともかく地方では、女性の抜け毛・薄毛の専門医が必ずいるワケではありません。だから、早く専門医に行きたいけれど、、どこに行ってイイか分からない!という方も結構いると思います。
そんな時には、まず皮膚科に行ってください。それも、個人病院ではなく、総合病院の皮膚科です。
なぜ?かというと、この記事の冒頭にも書きましたが、女性の抜け毛は、男性と違い本当に様々な原因が存在するからなんです。
抜け毛の原因が、皮膚科の範疇ではなく、内科・婦人科で受診すべきものかもしれません。ストレスが原因なら、診療内科かもしれません。こうなった時には、個人病院の皮膚科では出来ることに限界があります。だから総合病院なんです。