住まいとDIY

水道管破裂の予防方法と原因を教えます!破裂の最大の原因・・水道管凍結を予防するには!

常に水道管の凍結や破裂に注意して、予防をしておかなければならない寒冷地に住んでいるならともかく

普段は水道管の凍結・破裂なんかとは全く無縁な温暖な地域に住んでいる人が、突然の寒波に襲われ、急に「水道管の凍結を予防しなきゃ!」

・・・となったら「一体どうすればイイの?!」ってなりますよね

水道管の凍結・破裂を予防する方法は、やり方さえ覚えてしまえば、全然難しいものではありません。

凍結による水道管の破裂を予防するには、具体的には次の3つの方法があります。

 

  1. 水抜き(水落としともいいます)の方法
  2. 水道管のパイプを保温して凍結を防ぐ方法
  3. 水をちょろちょろと少しだけ出し続けて凍結を防ぐ方法

 

これから、水道管が破裂する主な原因と、凍結予防法・・・さらに水道管の凍結以外に気を付けておく点について紹介していきます。是非参考にしてくださいね!

水道管破裂の予防方法と主な原因

地震などの天災でもない限り、水道管破裂の原因は、次の2つのうちどちらかです。

  1. 経年劣化による水道管の老朽化
  2. 水道管の凍結

経年劣化による水道管破裂の予防方法

水道管は、壁の中や地下など、普段はあまり目につかないところに配置されているのが一般的です。

 

ですから、水道管が老朽化し、傷んでいるかどうかを目で見てチェックし、破裂を予防するのは、実際にはかなり困難です。

 

唯一の予防方法は、心当たりがないのに水道代が上がったりしてないかを定期的にチェックしていくことです。

 

この方法は、水道管の破裂そのものを予防できるワケではありませんが、場合によっては、老朽化による漏水を発見出来たり、万が一水道管が破裂していても早い段階で修理することが可能になります。

凍結による水道管の破裂を予防する方法

ペットボトルを冷凍すると容器がぱんぱんに膨らんで破裂しそうになっているのを見たことがありませんか?

 

ペットボトルの水と同じ様に、水道管の中の水も凍結すると体積が増え、水道管を圧迫します。

 

それが水道管の耐えられる範囲を超えてしまうと、水道管が破裂してしまうワケです。水道管破裂の予防には、凍結を防止するのが非常に大切だということですね!

 

水道管の水抜き(水落とし)をして凍結を防止する方法

水抜き(水落とし)というのは、気温の低下が予想される夜間などに、凍結防止のため水道管から水を抜いてしまう方法です。

 

寒冷地の建物には、「水抜き栓」とよばれる水道管の水を排出するための栓があり、水道の蛇口から水を出しながら、水抜き栓を閉めれば水道管の中の水が排出されます。

 

では、こういった専用の設備のない温暖な地域での水抜きの方法はどうすればよいのでょうか?

 

水抜き栓がない場合の具体的な水抜きの手順としては、

  1. 水道の元栓を閉める
  2. 水が出なくなるまで蛇口から水を出す

といった手順になります。

 

温暖な地域での水抜き方法は、四国の新居浜市が公開しているこの動画を見てもらえると分かりやすいと思いますヨ

 

水道管のパイプを保温して凍結を防ぐ方法

水道管パイプの保温を本格的にやろうとすると結構、手間とお金がかかります。

 

なぜなら、水道管を保温するには・・ホームセンターなどに売っている管に巻き付けられるタイプの断熱材でないとあまり効果がないからです。

 

お金をかけず保温する場合には、古いタオルや発泡スチロールを水道管に巻き付けた後に上からビニールシートを巻き付けるという方法がありますが、手間がかかりますね

 

水をちょろちょろと少しだけ出し続けて凍結を防ぐ方法と気になる水道料金は?

一番手軽な凍結予防方法です。温かい地域で一晩だけ凍結を予防したい!というなら最適かもしれません。

 

ただ・・こうなると水道代が気になると思います。水道料金は各自治体によって違いますのではっきりとしたことは言えませんが

 

一般的な家庭の蛇口から全開で水を出すと、大体1分間に10リットルくらいの水が出ます。

 

水道管の凍結防止のために流しっぱなしにする水は少しづつでよいので・・全開の約20%程度・・・毎分2リットルの水を、夜間の24:00~6:00までの6時間流し続けたとすると・・・

2リットル × 60分 × 6時間 = 720リットル

になります。

 

一般的な水道料金が1,000リットルで大体200円程度なので、ほんとんど気にする必要はありませんネ。

水道管だけではない!水洗トイレや給湯器も凍結対策を!

水道管の凍結は、意識していても水洗トイレや給湯器の凍結対策は、けっこう見落としがちですね。

この凍結対策を忘れたがために、陶器製の便器にヒビが入ったり、割れてしまったり、給湯器が壊れてしまうケースもあります。

給湯器の凍結対策

比較的新しい給湯器には、凍結防止の機能がついてるため、電源さえ入れておけば大丈夫です。

ただし、型の古い給湯器にはこういった機能がないものもあります。凍結対策の仕方は、給湯器によって異なるので、説明書での確認が必要です。

水洗トイレの凍結対策

水洗トイレの凍結対策は比較的簡単です。

冬場に長く家を空ける場合や厳しい冷え込みが予想される夜などには、水洗トイレの水が溜まっている部分に、不凍液(自動車用のクーラントやウォシャー液)をいれておけば大丈夫です。

 

これまで紹介した、水道管の凍結予防対策を行っても、水道管が破裂してしまった時には・・・「水道管が破裂した時の対処法教えます!気になる修理の依頼先や料金・保険は使えるのか!」の記事をご覧くださいネ!

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